研究課題/領域番号 |
16K13009
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
福谷 充輝 立命館大学, スポーツ健康科学部, 助教 (80722644)
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研究分担者 |
長野 明紀 立命館大学, スポーツ健康科学部, 教授 (30392054)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | アクチン / ミオシン / タイチン / クロスブリッジ / サルコメア / 筋 / 弾性 / 粘性 / スキンドファイバー / 腱 / 生理学 / 解剖学 / リハビリテーション |
研究成果の概要 |
これまでの多くの研究によって、筋や腱に蓄積された弾性エネルギーが身体運動パフォーマンスに関与していると提唱されている。しかし、これらの研究の多くは、筋や腱の長さ変化を直接測っているわけではないという問題があり、測定の結果がエネルギー保存の法則から逸脱しているものも散見される。この現状を踏まえ、本研究では、筋もしくは腱の長さ変化をダイレクトに計測した上での力学応答計測を行った。筋を対象とした実験においては、腱組織を含まない単一の筋細胞を用いて計測を行い、収縮中の筋は長さ変化 (伸長) に応じた筋力を発揮するが、その力の一部は失われるという粘弾性を有することが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々ヒト生体の身体運動は、骨格筋が発揮した力によって生み出される。したがって、身体運動を生成するメカニズムを把握するためには、骨格筋の収縮特性を明らかにする必要がある。骨格筋を構成する筋および腱は粘弾性を有しており、長さ変化に応じた力が発生する。本研究では、筋の粘弾性のもととなっている結合したクロスブリッジ、タイチンの力生成メカニズムを検証し、これらが、stretch-shortening cycleという反動動作による筋力増強効果の一部を担っていることを見出した。
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