研究課題/領域番号 |
16K13011
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 神戸芸術工科大学 |
研究代表者 |
古賀 俊策 神戸芸術工科大学, 芸術工学部, 名誉教授 (50125712)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 活動筋における酸素需要と酸素供給 / 酸素不足 / 活動筋の酸素不足量 / 酸素需給のバランス / 近赤外分光法 / 酸素不足の分布状態 / 時間分解近赤外分光装置法 / 酸素需要と酸素供給 / 活動筋複数部位の酸素消費量 |
研究成果の概要 |
活動筋における酸素需要と酸素供給(つまり血流)のバランスは空間的・時間的に不均一である。運動強度の増加に伴って、酸素の需要と供給のミスマッチが生じて酸素不足量が増加し、運動持続時間が減少する可能性がある。本研究では、1)ヒトの運動時における酸素需給バランスの計測によって、活動筋複数部位における酸素不足量の分布状態を明らかにした。2)酸素供給量を増減させる実験プロトコールを採用して、酸素需給ミスマッチの増減を促し、活動筋内部と全身レベルの酸素不足量に与える影響を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1)酸素不足の局所分布(不均一性)と活動筋全体の酸素不足量の関連を明らかにすることは、意義が大きい。2)動物実験によれば、筋収縮時において深層筋の酸素供給量は酸素消費量よりも速く増加し、かつ表層筋よりも酸素分圧は高い。ヒトにおいても、運動時に深層筋がより多く動員されば、酸素供給および毛細血管と筋細胞の酸素分圧差が増加して、活動筋全体の酸素不足量が減少すると予想される。3)さらに、深層筋がより多く動員される運動処方を開発・採用すれば、有酸素性運動能力の向上、とくに筋肉の有酸素性持久機能の改善(持久性に優れる遅筋線維の動員増加、および筋内酸素分圧の増加)に貢献する。
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