研究課題/領域番号 |
16K13019
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
奥津 光晴 名古屋市立大学, 大学院システム自然科学研究科, 講師 (80409755)
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研究協力者 |
岩田 全広
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 運動 / 骨格筋 / 血管新生 / 生理学 |
研究成果の概要 |
運動は毛細血管密度を増加する。早期の末梢血動脈疾患は運動の実施により疾患が改善される。運動による毛細血管密度の増加は末梢血動脈疾患を改善するメカニズムの一つであることから、運動により骨格筋から分泌される血管新生因子を同定することで、効果的な治療や予防への応用が期待できる。本研究では運動により骨格筋から分泌が増加する血管新生作用を持つケモカインを同定した。しかしながら、筋特異的にこのケモカインを欠損したマウスは運動をすると通常のマウスと同様に毛細血管密度が増加した。このことは、このケモカインは運動による末梢血動脈疾患の改善における毛細血管密度の増加には直接的には関与しないことを示唆している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
運動による血管新生を調節するマイオカインを同定できれば、同定したマイオカインの分泌を効果的に促進する運動プログラムの開発やマイオカインを標的とした創薬への貢献が期待できる。本研究成果が予防医学や健康科学の分野に応用されれば世界規模での波及効果が期待できる。したがって本研究は、学術的意義や社会的意義が高い研究である。
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