研究課題
挑戦的萌芽研究
本邦を含む先進国は急激な高齢化社会を迎え、それに伴いアルツハイマー病(AD)などの認知症の患者も増加の一途をたどっている。しかしながら,多くの神経変性疾患でいまだ原因や発症機構は明らかとなっていない。本研究は神経変性疾患と関連の深いPeptidyl-prolyl cis/trans isomerase (PPIase), Pin1の遺伝子欠損マウスを用い脳の加齢変化を調べた。Pin1 KOは空間認知に異常をきたすがADとかかわりの深い海馬の変化は少なかった。一方MRIや社会性試験,不安や落ち着き行動から前頭側頭葉認知症(FTD)とかかわりを示唆した。
本研究が見出した,pin1 KOマウスの新しい表現型は,多くの点でヒト前頭側頭型認知症(FTD)患者に類似していた。FTD患者はPin1の酵素活性が低下していることも報告されている。このように,Pin1 KOマウスを研究することによりいまだ原因や治療法がない難治性の神経変性疾患の解明に結び付く可能性を見出すことに成功した。
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