研究課題/領域番号 |
16K13057
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
田中 史子 早稲田大学, 重点領域研究機構, 次席研究員(研究院講師) (20756184)
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研究分担者 |
森田 照正 順天堂大学, 医学部, 准教授 (00570847)
川上 泰雄 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (60234027)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 生活習慣病 / 生体計測 / 内臓脂肪 / 皮下脂肪 / 筋組織 / 体幹 / メタボウオッチ / 内蔵脂肪 / スマホアプリ / 推定式 / 身体組成 / 日本人 / 分布 / 定量解析 / 性差 / 加齢 |
研究成果の概要 |
MRI法を用いて、180名の中・高齢者及び青年を対象として体幹部における内臓脂肪と皮下脂肪の蓄積状態を可視化・定量した。脂肪のみならず筋組織、体幹全体についての評価を試み、骨格・骨格筋の発達度合いの計測と併せて体幹部の「からだつき」を評価した。 スマホアプリ「メタボウォッチ」を開発・リリースし、食習慣、運動習慣、睡眠、労働状況など、日本人の体型や生活習慣、運動習慣をITを活用しデータを収集した。ビッグデータから日本人の生活スタイル、食習慣、運動習慣、睡眠、労働など、相互の関係性を明らかにすることを目的として情報科学的解析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の最大の特色は、健診・指導現場でこれまで「推測」「予想」の範囲で行われている内臓脂肪蓄積の評価に「精確な定量」という視点を導入したことである。本研究は、メタボリスクの評価や、的確な介入方法の策定や運動・生活指導方法の構築に極めて有用な知見をもたらすものと期待される。超高齢化社会を迎えているわが国では健康寿命の延伸が喫緊の課題となっており、高齢者のQOL(生活の質)を担保するためには、加齢に伴う疾病や身体運動能力低下を予防・改善する必要がある。そのためには、まずは中年から高齢に至る身体組成(脂肪組織・筋骨格系の構成比率)の変化を捉える必要があり、本研究はその点に大きく貢献し得る。
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