研究課題/領域番号 |
16K13073
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
井上 靖子 兵庫県立大学, 環境人間学部, 教授 (00331679)
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研究分担者 |
森田 喜治 龍谷大学, 文学部, 教授 (90351329)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 児童養護施設 / 子どもの養育環境の改善 / 学生ボランティア活動の実態把握 / ボランティア活動の質的向上 / ボランティア活動の事例分析 / ボランティア活動における関係性 / フィールド実践研究 / 心理社会的地域支援 / ボランティア活動の事例検討 / ボランティア / 心理臨床教育 / 子どもの養育環境 / 地域支援 / 臨床心理学 / 学生ボランティア / 心理臨床実践教育 |
研究成果の概要 |
本研究の成果として、第1に全国の児童養護施設を対象として調査し、学生ボランティア活動の割合、活動内容、リーフレット作成、担当職員の配置、職員との対話の体制、行政や大学に求めること、施設が抱く肯定面や否定面を把握したことである。第2に、ボランティア活動場面を事例として取り上げ、臨床心理学的観点から分析を行った点である。施設はボランティアをする上で、学生の人間的資質を最も重視している。また、学生が事前に必要な知識や技能は、1、子どもの発達的特徴、2、施設での暮らしに伴う子どもの心理や虐待の影響、3、発達障害の心理についての理解、4、傾聴や共感の姿勢、5、声かけや関わり方の工夫であることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の社会的意義として、児童養護施設における学生ボランティア活動の活動実態を把握できたことであり、子どもや施設に与える肯定面や否定面の影響を分析したうえで、活用促進のために求められる施設側の体制、行政的対応や学生に必要な資質を明らかにした点である。また学術的意義としての新しい取り組みは、ボランティア活動の対話場面を取りあげ、臨床実践学的観点から事例分析を行い、質的向上を目指すために学生に必要な専門知識や姿勢を明示した点である。学生と施設の各立場に立脚した課題を精査することで、子どもの養育環境を具体的に改善していく取り組みとして学生ボランティア活動を位置づけ、その意義を明らかにした。
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