研究課題/領域番号 |
16K13078
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 常葉大学 |
研究代表者 |
高 向山 常葉大学, 健康プロデュース学部, 准教授 (60410495)
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研究分担者 |
山際 勇一郎 首都大学東京, 人文科学研究科, 准教授 (00230342)
梅崎 高行 甲南女子大学, 人間科学部, 准教授 (00350439)
若尾 良徳 日本体育大学, 児童スポーツ教育学部, 教授 (70364908)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 連絡帳のテキストマイニング分析 / 電子連絡帳の長所と短所 / 意識調査 / 保育のICT化 / 電子連絡帳 / 手書きと電子連絡帳の比較 / 手書き連絡帳 / テキストマイニング / 対応分析 / 保育経験歴 / 保育連絡帳 / 内容分析 / 談話分析 / 関係構築 / 発達検査 / 保育支援 / 発達支援 / 発達 / 子育て / 家庭との連携 |
研究成果の概要 |
保育者・保護者間の関係形成には次の3パターンがあると分かった。1)保育者と保護者双方が働きかける側および応答する側として末尾に「ね」を使用する。2)保育者は働きかける側として「ね」を使用し、保護者は応答する側として語尾に「ね」を使用する。3)保育者と保護者は応答する側として語尾に「ね」を使用する。 連絡帳の電子化などを含めたICTの導入に積極的でない意見として、知識研修不足・初期費用、個人情報漏洩の危惧、温かみなどを含めた費用面・機械面・技術面・感情面がある。導入済み園の意見として、人的要素の効率化・情報共有の効率化・資料管理の効率化などの効率化面および個人情報の流出防止が考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は単語などの規則性を探求するテキストマイニングという手法を採用して、幼稚園や保育所などで使用されている手書き連絡帳を分析し、子育て支援の可能性を探索した。その結果、保育者と保護者の間にはいくつかの記述パターンがみられた。また、近年導入の動きがみられる連絡アプリなどの電子連絡帳を含めた保育のICTに関する意識調査を行った。私立園においては、定員規模が大きいほどICT化に対して積極的であるが、未導入の理由に知識研修不足が半数を占め、慣れない機械作業に時間をかけると効率化どころか、業務の負担増になりかねないとして捉えられている。
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