研究課題/領域番号 |
16K13079
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 聖隷クリストファー大学 |
研究代表者 |
細田 直哉 聖隷クリストファー大学, 社会福祉学部, 准教授 (60622305)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 保育環境 / 環境を通した教育 / アフォーダンス / 発達 / 玩具 / 遊具 / 教育環境 / 場所 / 物的環境 / 噛みつき / トラブル / 学習環境 / 教育的環境 / 保育者の実践知 / 環境デザイン / 乳児保育室 / 人的環境 / 文化 / 実践知 / アクションリサーチ |
研究成果の概要 |
本研究では、保育環境から子どもの行動と発達を支えている特徴=アフォーダンスを抽出し、それらを分類・体系化することで、保育者の環境構成の実践をサポートする5つのツールを開発した。1)「遊びの発達過程」と「環境のアフォーダンス」の関係の説明図式、2)「場所のアフォーダンス」の説明図式、3)「環境構成」の原理の解明、4)年齢別の保育室の空間構成の原理の解明、5)「玩具のアフォーダンス」のカテゴリー分類。これらのツールを保育者の研修や一般の保育雑誌で紹介し普及に努めると共に、保育環境の改善の指導を行ない、理論的な根拠に基づいた環境の変化によって子どもの行動を変え、発達の支援ができることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究を通して開発した5つのツールを含む研究成果を一般の保育者が購読する保育雑誌で1年にわたり連載するとともに、全国・地方自治体・園内など様々なレベルの保育者の研修で積極的に紹介し普及に努めることで、保育者の環境構成の実践を科学的・理論的にサポートすることができた。また、保育環境の改善にアドバイザーとして関わる際、このツールを活用し、確かな根拠に基づき保育環境を変えることによって、子どもの姿の望ましい変化が導けることを示した。学術的には、認知心理学のアフォーダンス理論が実際の保育環境の分析・改善に有効であることを示し、アフォーダンス理論の保育・教育への応用に道を開いた。
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