研究課題/領域番号 |
16K13081
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 広島国際大学 |
研究代表者 |
鈴木 佳奈 広島国際大学, 心理学部, 准教授 (20443252)
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研究分担者 |
大島 聖美 茨城大学, 教育学研究科, 講師 (00710089)
西村 太志 広島国際大学, 心理学部, 准教授 (30368823)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 絵本の読み聞かせ / 父親の育児参加 / 父親・母親・子どもの協働 / 絵本読み聞かせ / 読み聞かせ / 子ども / 父親 / 育児 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、家庭での子どもと父親・母親のかかわり方について調査することである。質問紙による意識調査に加えて、未就学児を持つ21組の家族の協力を得て、父親から子どもに絵本の読み聞かせをする様子をビデオに記録した。父親のうちおよそ3割は普段子どもに読み聞かせをすることがなく、読み聞かせたとしても、淡々と文章を読み進めるだけの父親もいる。さらに、夫婦へのインタビューから、日常の家事育児の総量のうち、夫が担っているのはだいたい2割くらいの分量であること、そしてそのような状況に対して夫も妻も葛藤を抱えているが、相手に遠慮してなかなか言い出せないでいることも明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
男性が家事育児に参加することへの社会的ニーズが近年ますます高まっている。コロナ禍によるステイホームも、男性が仕事と家庭とのバランスの取り方を見直すきっかけになっている。その一方で、男性の家事育児参加にかんするこれまでの研究は、質問紙による意識調査が主流で、男性が今、家庭でどのように妻や子どもとかかわっていて、どのような困難さや葛藤を抱えているのか、どのような喜びを見出しているのか、をリアルに示すデータは得られていなかった。本研究は、読み聞かせのビデオデータ、アンケート回答、そして夫婦へのインタビューから、「父親の実情」を多面的に掘り起こすものである。
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