研究課題/領域番号 |
16K13092
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生物分子化学
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
北岸 宏亮 同志社大学, 理工学部, 准教授 (60448090)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 一酸化炭素 / ヘム / シクロデキストリン / ポルフィリン / モデル錯体 / ガスバイオロジー / シグナル伝達 / 生理機能探索 |
研究成果の概要 |
生体内においてヘムが代謝される際の副産物として,一酸化炭素(CO)が産生されている。本研究では生体内でCOを選択的に捕捉するヘムタンパク質モデルhemoCDを使って,細胞におけるCOの生理機能を調べた。本研究では錯体を細胞内に送達するためにhemoCDに膜透過ペプチドであるオクタアルギニンを導入した。この新規R8-hemoCDは細胞内に取り込まれ,細胞内の内在性COを捕捉する性質を示した。内在性COを奪われた細胞内では活性酸素の産生が有意に亢進した。さらに別のアプローチとして,ミトコンドリア内に存在するシトクロムcオキシダーゼ(CcO)モデル錯体を新たに合成し,COとの反応性を詳細に調べた。
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