研究課題/領域番号 |
16K13145
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
観光学
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研究機関 | 金沢星稜大学 |
研究代表者 |
岡 達哉 金沢星稜大学, 経済学部, 教授 (40572110)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | ソーシャル・ツーリズム / ファミリーツーリズム(家族旅行) / 観光政策 / 教育観光 / 観光教育 / ホスピタリティ / 観光と権利 / 子育て支援 / ソーシャルツーリズム / 子育て / ファミリーツーリズム / 教育旅行 / ホスピタリティ教育 / ホスピタリティマネジメント / モビリティ / 子どもの権利 / ユニバーサルツーリズム / アクセシブルツーリズム / 観光資源 / 観光事業 / ファミリー・ツーリズム |
研究成果の概要 |
ソーシャル・ツーリズムの支援モデル4類型に関して実践的な調査研究を進めた。「インクルージョンモデル」(あらゆる参加を促す観光)に関し、ニューヨーク大学の研究者の協力を得て家族層を対象とするアンケート調査を実施し、需要面からみた課題を明らかにした。「参加モデル」(弱者の参加を促す観光)についてはハワイパシフィック大学の研究協力者の支援を得て教育観光プログラムを実施した。「適応モデル」(弱者のために設計された観光)については福祉施設の利用者を対象とした旅行支援策について専門家と検討を進めた。「刺激モデル」(弱者の観光促進により経済を刺激)については講演や地域活動等を通じて経済団体等の注目を集めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、歴史的に大衆層を受益者として展開したため意義が希薄化した日本型ソーシャル・ツーリズムについて、本来的な経済的・社会的弱者のための旅行支援策として学術的視点から再構築を試みつつ、研究の社会的影響を重視し、需要と供給の両面から検討し、先行研究が示す4類型に区分して実践的活動を展開した点に特色がある。また、調査研究活動の集大成となった最終年度の招待講演はメディアでも取り上げられ、社会的関心の向上に一定の成果を挙げた。家族旅行に関する調査結果の分析を今後さらに進めることで、インバウンドへの依存度を高めてきた観光におけるCovid-19後の新たな需要創出も含めたパラダイム・シフトが期待される。
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