研究課題/領域番号 |
16K13156
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
宗教学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
土井 裕人 筑波大学, 人文社会系, 助教 (80568402)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 宗教学 / 人文情報学 |
研究成果の概要 |
本研究では、これまで研究代表者が進めてきた、哲学・思想の領域に人文情報学ないしデジタル・ヒューマニティーズの知見や技法を適用する研究を、専門教育の方法論構築から専門の研究へと循環させることを試みた。 その過程においては、とりわけ視覚化や可触化といった技法を用いて、抽象度や専門性の高い哲学・思想の内容を学生を含めた専門外の人々に伝える(広義の)科学コミュニケーションとも言える方法論の定式化に努めた。また、こうした方法論を哲学・思想の他の研究者に提供することで汎用性を高め、スパイラルアップによって斯学の発展に資する道筋をつけるという、従来得られなかった成果を広い範囲で挙げることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、これまで哲学・思想の研究という人文情報学ないしデジタル・ヒューマニティーズの活用が十分でなかった専門領域に対する視覚化や可触化といった新たな方法論の導入を、専門教育に資する教材作成および他の研究者への方法論提供という点で実質化した点に学術的意義がある。 社会的な意義としてはこうした「分野の違う人にわかりやすく伝える」特質を広く展開していったことが挙げられる。間接的ながら本研究について特筆される成果として、研究代表者は平成29年度科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞を理解増進部門にて受賞(産業技術総合研究所の江渡浩一郎主任研究員との共同受賞)し、筑波大学学長表彰も併せて受賞した。
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