研究課題/領域番号 |
16K13164
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
美学・芸術諸学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
伊東 信宏 大阪大学, 文学研究科, 教授 (20221773)
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研究協力者 |
輪島 裕介 大阪大学, 准教授
斎藤 桂 大阪大学, 助教
上畑 史 日本学術振興会, 特別研究員
ネニッチ イヴァ ベオグラード芸術大学, 講師
フルヴァティン クララ リュブリアナ大学, 助教
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 「演歌型」大衆音楽 / チャルガ / ポップフォーク / マネレ / ターボフォーク / 東欧音楽 / ブルガリア / 演歌型大衆音楽 / 東欧演歌 / アラベスク / ポンチャック / 演歌 / ダンドゥッド |
研究成果の概要 |
本研究の主題をめぐって、2017年2月、大阪大学において国際フォーラム"Pop-folk genres in East Europe and East Asia: Parallel Phenomena on Both Sides of Eurasia”を開催した。ここでは東欧とアジアの「演歌型」大衆音楽に関する研究発表11件と討議が行われた。この内容の大部分について原稿がまとめられ、現在単行本『東欧演歌の地政学』(仮題)として編集中である。そのほか、2019年3月にはブルガリア、ソフィア大学において、研究代表者自身が基調講演「2010年代の日本の若者における音楽行動」を行なった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の文化は、これまでしばしば外国のモデルに沿って理解されてきたが、日本の文化現象をモデルとして海外の文化を理解する試みは多くない。「東欧演歌」という概念は、演歌という日本の音楽ジャンルをモデルとして、東欧諸国や東アジアの各地域において親しまれているポップフォーク(民族的な色合いを帯びた大衆音楽ジャンル)を理解しようとするもので、民族音楽学、比較音楽学、大衆音楽研究にとって新しい視座を提供するものである。本研究は、そのような国際比較研究の手法を構築し、国際フォーラムを開催し、最終的に出版物として社会に発信するという点で意義があった。
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