研究課題/領域番号 |
16K13167
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
美学・芸術諸学
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研究機関 | 愛媛大学 (2019) 早稲田大学 (2016-2018) |
研究代表者 |
越智 雄磨 愛媛大学, 法文学部, 講師 (80732552)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | コンタクト・ゴンゾ / 長谷川寧 / 児玉北斗 / 参加型芸術 / コンテンポラリーダンス / バレエ / 妙高市文化ホール / ソーシャル・エンゲイジメント / 社会関与 / 共同体 / 多様性 / Attack On Dance / contact Gonzo / 訓練されていない素人のための振付コンセプト / コンテンポラリー・ダンス / タスク / パフォーマンス / ソーシャリー・エンゲイジド・アート / ポスト・モダンダンス / 芸術諸学 / 美学 / 舞踊 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、歴史的事例として、1960年代に「デモクラシーの身体」を出現させたと言われるアメリカのポスト・モダンダンス及びそれに連なる系譜についての研究を行い、その知見を基に、「社会を創造するムーブメント」として昨今注目され始めている「ソーシャリー・エンゲイジド・アート 」としてこれらのダンスを再文脈化することを目指した。日本の複数のケースを考察することで、直接的な政治イシューを扱うのではなく、参加者の身体感覚への内省や規律訓練を相対化するダンスのプロジェクトにはより根源的な政治性や社会性が宿る可能性を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
理論研究だけではなく、芸術家と協業して観客の「参加」や参加者との共創の可能性を実践的に探ることを目的とした本研究は、作品を美的に評価する美学的な研究であるだけではなく、実践から創作の方法を考えるポイエーシス(制作)の研究でもある。2017年度はパフォーマンスグループ「コンタクト・ゴンゾ」、2018年度は演出家長谷川寧、2019年度は振付家/研究者である児玉北斗氏に協力を得て、観客が参加するタイプの作品の創作と公演、あるいは一般公募によるワークショップと参加者による公開試演を行なった。本研究によって、通常、美学的対象として考察されるダンス作品の「社会関与」や政治性について考察する可能性を開いた。
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