研究課題/領域番号 |
16K13193
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
杉山 欣也 金沢大学, 歴史言語文化学系, 教授 (90547077)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 三島由紀夫 / 島崎藤村 / ブラジル日系文学 / 紀行文 / ブラジル / オスカル・ナカサト / 海洋体験 / 日本文学 / 国文学 |
研究成果の概要 |
三島由紀夫と島崎藤村を中心に、南米を旅した作家の動向と文学への反映を研究した。その成果はそれぞれ共著書(2016年)および2回の国際学会(2016年、単著論文発表済。2018年、共著論文投稿済)その他によって公開した。また、三島由紀夫に関してイタリアで開催された国際シンポジウムで発表を行い、共著書を刊行したほか、またサンパウロで開催されたイベント「三島由紀夫再発見」など、多くの講演を行ない、ブックレットを刊行した。 さらに相互交流という観点から、ブラジル日本移民の文学活動に関心を持ち、論文3本を執筆した。2本はすでに公開済み、1本は刊行を待っている状態である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本移民社会の存在や経済協力など、ブラジルにとって日本は遠くて近い国である。そのブラジルを訪問し、またブラジルでの関心も高い作家の足跡を調査し、そのテクストを分析して日本・ブラジル双方で公開したことは大いに意義のある行為であると考えている。一方、日本においてブラジルはいまだに遠い国ではないだろうか。しかしブラジルには日本移民がおり、日本語文学がある。論文発表と講演活動を行なうことで、その存在意義や価値を日本に知らしめた。それは移民社会の拡大する日本においても有意義なことであったと考える。
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