研究課題/領域番号 |
16K13206
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 恵泉女学園大学 |
研究代表者 |
有馬 弥子 恵泉女学園大学, 人文学部, 教授 (70212652)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | アメリカ文学 / アラブ系アメリカン / ムスリム系アメリカン / パレスチナ系アメリカン / イスラーム / 合衆国東海岸都市部 / Ayad Akhtar / 南アジア系アメリカン / パキスタン系アメリカン / ムスリム系アメリカ文学 / ジェンダー / 英語圏文学 / アクタール、アヤド / レバノン内戦 / 中東系アメリカン / 英米文学 / ムスリム系 / パレスチナ難民 |
研究成果の概要 |
本研究はアジア系アメリカ文学研究の一環としてパキスタン系でありムスリム系であるAyad Akhtarの劇作、および小説の研究を出発点とし、発表はAkhtar作品についての発表と論文執筆を中心にすすめた。 同時に、ムスリム系作家による文学・文化活動に関連し、アラブ系アメリカンによるそれらに研究領域を広げるため、東海岸都市部在住の文芸誌Banipal編集者を通じ、アラブ系アメリカンの最新作品の入手を続けた。 アラブ系による作品について最新情報を追う内に、ムスリム系およびアラブ系にとってのパレスチナ系文学作品の特異性が浮かび上がり、この領域を今後の新たな研究課題の重点項目として加えるに至った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
エスニック米文学研究、多民族文学研究には未だ深めるべき領域が多い。本研究者は2000年よりアジア系アメリカ文学研究に、2008年以降は南アジア系による作品研究に着手。2015年にパキスタン系のムスリム系二世Akhtar作品を知り、同時多発テロ以降のムスリム系アメリカ文学および関連文学作品に注目するに至った。2016年以降本研究期間(2016~2018)にムスリム系作品研究の目的でアラブ系最新作品も追うようになり、その過程でパレスチナ系アメリカンの特異性に着目するに至った。これら領域の研究は、従来作品の研究はもとより、情勢変化が激しい中東地域出身者の状況を反映し新規性と意義が深まっている。
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