研究課題/領域番号 |
16K13207
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 名城大学 |
研究代表者 |
柳沢 秀郎 名城大学, 外国語学部, 准教授 (40647989)
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研究協力者 |
Spanier Sandra Penn State University, Prof.
Garit Isbel Ferreiro Hemingway museum, Senior Curator
Bles Idalberto Batista Hemingway museum, Librarian
Gárciga Sheila Álvarez Hemingway museum, Staff
Cantero Kenia Máscaró Hemingway museum, Staff
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ヘミングウェイ / marginalia / digitization / 蔵書研究 / digitation / Digitation / text annotation / 書き込み資料 / キューバ / Hemingway |
研究成果の概要 |
本研究の具体的内容は、キューバのヘミングウェイ博物館でデジタル撮影したアイテムの「書き込み (marginalia)」資料の①判読、②分析と考察、③分析結果の編集と公開である。①についてはヘミングウェイ直筆の書き込みは判読をほぼ100%完了した。②、③については、地図資料の判読研究により、車によるキューバ・アメリカ間の移動生活と1950年代のヘミングウェイの創作との関係が、また「小切手簿」の判読研究から、1930年から50年代のヘミングウェイの銀行預金、前妻の子供たちへの教育費、さらに所得税の分割払いや出版社からの前借りなど、家計における誠に堅実なヘミングウェイの一面を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究による成果である、(1)デジタル化された1339アイテムの「書き込み」資料、(2)その中のヘミングウェイ直筆「書き込み」227アイテムの判読データ、(3)これらのアイテムを①資料出版年、②著者、③タイトル、④書き込み者などでソーティングできる検索データベースの構築により、キューバのヘミングウェイ所蔵のヘミングウェイに関わる紙媒体資料の半永久的な保護、保存が達成された。また、検索データベースの構築により、世界中のヘミングウェイ研究者がこれらの資料に比較的容易にアクセスできる基盤を整えることができた。
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