研究課題/領域番号 |
16K13249
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
牛窪 隆太 関西学院大学, 日本語教育センター, 言語特別講師 (80646828)
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研究分担者 |
三代 純平 武蔵野美術大学, 造形学部, 准教授 (80449347)
金 孝卿 大阪大学, 国際教育交流センター, 特任准教授(常勤) (30467063)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 映像記録 / 教師の語り / ナラティブ / 日本語教師 / 映像 / 語りの生成 / 内省 / 実践知 / 日本語教師研究 / 実践研究 / 日本語教師の語り / 教師研修 / 言語学 / 日本語教育 / 教師論 / 教室研究 |
研究成果の概要 |
研究成果として、5名の教師の語りからキャリアについての20分程度の映像作品5本を完成させた。編集過程において実施した視聴会では、以下の事象が観察された。1)複数の教師の語りを視聴することで参加者はそれらを比較しながら自分の経験と関連づけていた。熟練教師の語りについて、評価、解釈を行うタスクにおいて、参加者が自身の教師としての課題や悩みを打ち明ける場面が見られた。2)初対面の教師間においても映像が媒介物となることで、経験の共有から新たな視点を得ている様子が観察された。これらの結果から、語りの映像の視聴することにより生成される、新たな語りの共有を軸とした教師研修のあり方について議論した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
映像の使用用途としてまずは、教師を志す者が自分のキャリアプランを考えるための資料とすることが考えられる。従来の文字を媒体としたインタビュー記録などと比較しても、映像のもつインパクトは大きく、複数のキャリアを比較して視聴できることでキャリアを考えるうえでの有益な参照枠とすることが可能である。また、現職教師研修で用い、熟練教師の語りを解釈するワークを実施することで、現職教員が自身の信念体系と実践知を再考するための機会を提供することが可能になる。これらの活動は、「新たな語りの生成」という部分で通底しており、「映像視聴の先」にある可能性を示すものであると考える。
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