研究課題/領域番号 |
16K13283
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 長崎純心大学 |
研究代表者 |
滝澤 修身 長崎純心大学, 人文学部, 教授 (60640464)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 長崎 / 『日本年報』 / 潜伏キリシタン / ユネスコ(UNESCO) / 世界遺産登録 / ユネスコ / 遺産登録 / イエズス会 / 日本年報 / キリシタン / ユネスコ遺産登録 / 長崎の教会群 |
研究成果の概要 |
私の研究目的は、「長崎・天草の潜伏キリシタン関連遺産」をユネスコの世界遺産に登録するために、16・17世紀の長崎のキリシタン時代に関連する、未開の史料、つまり、手稿の『日本年報』を収集し、史料編纂することであった。実際にイタリアのローマ・イエズス会文書館、スペインのトレド・イエズス会古文書館、国立図書館、王立歴史学学士院、国立文書館、王宮図書館に所蔵される手稿の『日本年報』を収集することができた。全史料の95パーセントは収集し終わった。さらにそれらの史料の写真をUSBに取り込み、史料編纂することができた。今、収集した史料群を現代のアルファベットにし、将来の翻訳作業に備えている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
収集した史料をもとに『サムライの国・日本におけるイエズス会士』(2018年、Degital Reason社)を書き上げた。近日中に『長崎の教会史と信徒の日常生活(16・17世紀)がスペインのRunica出版社から、『日本イエズス会布教史概説史(16・17世紀)』が日本の聖母の騎士社から出版されることに決定している。これらの著述では、日本のイエズス会の布教方法が詳細に書かれており、ヨーロッパ及び日本のキリシタン研究に確実に寄与できる内容である。さらにスペインにおいて、2回、日本史に関する国際研究会を主催し、長崎史談会でも研究成果を報告し、専門家や一般市民に研究成果を還元した。
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