研究課題/領域番号 |
16K13300
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
木村 周平 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (10512246)
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研究分担者 |
伊藤 泰信 北陸先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 准教授 (40369864)
内藤 直樹 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(社会総合科学域), 准教授 (70467421)
門田 岳久 立教大学, 観光学部, 准教授 (90633529)
小西 公大 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (30609996)
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研究協力者 |
鈴木 麻美子
早川 公
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 開発・援助 / エスノグラフィ / 人類学 / 再帰性 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は人類学的な理論化と実践とを再帰的に接合することで、地域的な課題解決への文化人類学的な手法の可能性を明らかにすることにあった。この目的の達成のため、メンバーがこれまで関わってきた国内諸地域での当事者と連携した諸活動を取り上げ、相互乗り入れ型で調査を行い、本科研における調査の方法を「1.5次エスノグラフィ」として定式化し、そこから「フィールドワークをし、エスノグラフィを書く」という文化人類学のあり方の見直しや、文化人類学の実践を拡張的に捉える視点、エスノグラフィないし論文を最終成果物だとするのではなく、むしろ活動プロセスを進めるうえでの中間的なプロダクトを重視する視点を提示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、2017年の日本文化人類学会一般公開シンポジウム、2018年度の日本文化人類学会研究大会における分科会、そして2019年度の論文(投稿中)などのかたちで公表し、確実に文化人類学のなかでの協働や連携の動きを加速させた。また本研究では実施中に新たなメンバーを追加することができ、さらに本研究を契機にビジネス・エスノグラフィに関わる新たなネットワークや、それに基づくプロジェクトも生まれている。その意味で本研究の成果は徐々に広がりつつあると言える。
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