研究課題/領域番号 |
16K13367
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 早稲田大学 (2018) 独立行政法人経済産業研究所 (2016-2017) |
研究代表者 |
齊藤 有希子 (梅野有希子) 早稲田大学, 政治経済学術院, 准教授 (50543815)
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研究分担者 |
山内 勇 明治学院大学, 経済学部, 講師 (40548286)
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研究協力者 |
Carvalho Vasco ケンブリッジ大学
中嶋 亮 慶応大学
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 共同研究ネットワーク / 知識生産活動 / 発明者 / 知識生産 / 発明者ネットワーク / 技術伝播 / イノベーション / 異動 / 共同研究 / ネットワーク / 発明者データベース / 発明者異動 / ネットアーク / 知識創造 / 生産性 |
研究成果の概要 |
イノベーションの原動力である異なる知識の新結合として発明者の共同研究ネットワークに注目し、組織の生産性を分析した。特に、発明者ネットワークを大きく変化させる発明者の組織間異動に焦点をあてた。分析の結果、多くの発明者の異動は、同一企業内、資本関係のある企業間、取引関係のある企業間で起きていることが確認された。企業間関係が企業のパフォーマンス向上に結び付くことを因果関係も含めて示すとともに、発明者の組織間異動が多い組織や共同研究が活発な組織においては、新技術などの知識の波及の速度が速いことが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
組織の生産性を発明者の共同研究ネットワークおよび発明者の異動から捉えることにより、イノベーション研究だけでなく、労働経済学の分野においても、労働者の知識の異質性や労働者同士の相互作用から労働者の生産性を考えるという新たな視点を提示した。労働者が流動的である組織や組織間の相互作用が強い組織において、新技術などの知識の伝播が早いこと確認され、労働者の流動性を促す労働市場の整備、公的研究機関の役割への政策的示唆を持つ。
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