研究課題/領域番号 |
16K13372
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
財政・公共経済
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
赤林 英夫 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (90296731)
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研究協力者 |
ヘックマン ジェームズ
バーネット スティーブン
池本 駿
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 教育経済学 / 家族の経済学 / 発達心理学 / 愛着 / 人的資本 / 教育の経済学 / 幼児教育 / 動学モデル |
研究成果の概要 |
発達心理学でのアタッチメント(愛着)を組み込んだ経済モデルを開発した。乳幼児は、主たる養育者が視野から離れると、不安の表情を見せたり泣いたりする。しかし、アタッチメントが確立していると、養育者の姿が見えると安心してもとに戻り、自分の周りの世界を探索しようとする。それらを踏まえ、アタッチメントのパターン、アッタチメントの質を向上させる要素、政策的インプリケーション、を提示する理論モデルを構築した。さらに、英国のデータに含まれる親子関係の変数を抽出し、それらと子どもの認知能力の関係を推計した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
家庭内での子どもの発達の経済理論モデルの開発により、従来発達心理学で記述されてきた行動に合理性を与え、健全な親子関係を阻害する要因とメカニズムをある程度明らかにし、子育てを改善するための方策を提案できた。今後さらに、心理学・教育学においてブラックボックスであった家庭背景の成立メカニズムを明らかにし「家庭の格差」を改善するための手がかりを与えると期待している。
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