研究課題/領域番号 |
16K13388
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 福井県立大学 |
研究代表者 |
松下 元則 福井県立大学, 経済学部, 准教授 (60458122)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 地域イノベーション / 函館西部地区 / バル街 / 景観 / 町並み / 建物 / 保存 / 活用 / 函館西部地区バル街 / 経営学 |
研究成果の概要 |
地域イノベーションの代表的な成功事例の1つである、函館西部地区バル街に関する事例研究を行った。主要な研究成果は、地域イノベーションの定着過程と地域イノベーションが地域社会に及ぼす影響の一端を、それぞれ明らかにしたことである。具体的には、(1)バル街の定着時期を推定し、『北海道新聞』の記事がバル街の定着に果たした影響を明らかにする作業と、(2)バル街の開催を契機として、開催地域である函館西部地区をめぐる言説の変化を明らかにする作業を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
(1)地域イノベーションの定着過程における地元の新聞の役割と、(2)旧市街地に対する地元住民の意識変化に地域イノベーションが及ぼす影響が析出された。前者からは、地元の新聞とその読者に一種の戦略審美眼が備わっていることが、地域イノベーションに関する新聞記事の継続的な掲載を可能にし、地域イノベーションが定着するための素地を形成することが示唆された。後者からは、地域イノベーションには、旧市街地に対する住民の意識と行動をネガティブなものからポジティブなものに転換させる可能性が示唆された。
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