研究課題/領域番号 |
16K13395
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
商学
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研究機関 | 岡山商科大学 (2017-2019) 山口大学 (2016) |
研究代表者 |
古川 澄明 岡山商科大学, 経営学部, 教授 (10148992)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 和僑 / 華僑 / 和僑会 / 海外起業 / アジアンビジネス / ビジネスネットワーク / 和食市場 / 地方農漁業 / トランスナショナル・ビジネス / 印僑 / 比喬 / アジア起業 / アジア・ビジネス / ベンチャー企業 / ベンチャー投資家 / 地域農漁業 / 農水産品輸出 / アジア市場 / 和食 / 国際物流 |
研究成果の概要 |
研究の到達点は、次の点であった。日本の地方農水産業が和僑ビジネスを介してアジア広域ビジネスネットワークに取り込まれて、和僑と日本地方農水産業者・販売業者との共軛関係及び、日本から飛び出そうと模索する日本の同業者の海外雄飛化の実態に一端を把握することができた。 日本の同者とシンガポールや香港の和僑事業者とが共軛ビジネス関係を形成し、同時に、和僑事業者が現地や広くアジア広域に華僑や民族系事業者のビジネスネットワークに結びついていることを確認できた。とりわけ学術的に興味深い点は、シンガポールや香港の和僑事業者の多くが華僑ビジネスネットワークに深く結び付く形で現地事業を実現していることであった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
華僑や印僑に対比して、和僑の歴史は浅く、それに関する先行研究は浅く、僅少である。和僑ビジネスは近年中国や東南アジアの経済成長や日系企業進出に伴って様々な業態で現地伸張を見せている。実態の学術的研究成果は日本とアジアのビジネス関係研究や汎アジア国際物流・ロジスティックス研究に新しい風を吹き込み、新分野開拓を前進させる学術的意義がある。社会的意義は、国内ビジネスの行き詰まりに苦悶する日本の地方農水産・流通業界が和僑ビジネスを介して国際ビジネスに新しい活路を開こうとする実態について、本研究が同業界にアジア・ビジネス指向に関する学術知見を提示できるところにある。
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