研究課題/領域番号 |
16K13396
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
商学
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研究機関 | 早稲田大学 (2018) 上智大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
Frank Bjoern 早稲田大学, 商学学術院, 准教授 (30467039)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 消費者行動 / ロボット / マーケテイング / イノベーション |
研究成果の概要 |
本挑戦的萌芽研究は、消費者向けロボットの技術的特徴と法的環境が顧客価値と消費者行動に与える影響、及びその文化・製品類型・使用パターン・消費者特性による差を解明することを目的とした。この目的を達成するため、本研究では、複数の国においてアンケート調査を行うことによって、複数のロボット製品について消費者の態度と購買意図を測定し、収集したデータを、多変量解析を用いて分析した。その結果、ロボット製品の実用的価値及び情緒的価値の双方が消費者の購買意図に影響を与える他に、その影響力が製品の技術発展、国の実績主義の文化と法的環境、そして消費者の独立性と行動力によって異なることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、人工知能が製品の付加価値の創造と企業の競争優位の確立に不可欠と見なされるため、日本企業など数多くの企業は、人工知能を搭載する製品を開発し、この新しい技術で企業や国家経済全体の競争力を高めようとしている。本研究は、マーケティングの視点から、どのような消費者向けロボットの要素が消費者の購買意欲に繋がり、新商品開発の中で重視すべきかという知識を創造することで、企業に成功に繋がる知識を提供し、また企業の成功に影響を受ける社会にも間接的に貢献している。さらに、ロボット製品を購買する際の心理的プロセスを解明する研究は少ないため、本研究は、新たな分野の学問にも貢献するものである。
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