研究課題/領域番号 |
16K13408
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
寺地 幹人 茨城大学, 人文社会科学部, 准教授 (90636169)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 地元志向 / 若者 / 国公立大学 / 社会学 / 国公立大学生 |
研究成果の概要 |
本研究は、地方国公立大学の学生の「地元志向」について、現役学生への調査ならびに学生との対話を踏まえ、検証することを目的とした。「地元」概念を理解する際の論点整理から本研究を開始し、既存調査の分析、学生へのサーベイおよびその結果についての学生相互のディスカッションを通じ、「地元」の範囲や広がりの形式、「地元」の所与性、個人にとって複数存在するか否かとその場合の条件、などについて検討することが必要だと整理した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は、近年の地方国公立大学の教育に関して、主役である学生を置き去りにしないあり方についての議論に貢献する点にある。地方大学は昨今、地域との連携と地域貢献人材の育成をますます求められているが、社会のリーダーを特に多く輩出する大学の学生自身が、何をもってその地域で生活することを望み、それを選択するのかということが十分に検討されないまま、教育内容や研究事業を地域志向にすることが、大学改革の柱とされる傾向がある。そのため、「地元」概念に対する当事者(学生)の理解の仕方から検討し、実際の学生の地元志向を規定しているであろう複数の要因を総合的に検討する研究が重要だと考えられる。
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