研究課題/領域番号 |
16K13416
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 京都女子大学 |
研究代表者 |
中道 仁美 京都女子大学, 現代社会学部, 教授 (30254725)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 女性林業者 / 山村 / キャリア形成 / ジェンダー / 林業女性 / 林業大学校 / 林業女性のキャリア / 林業女性の移動 / 林業 / 女性 / 農業 / 職業教育 / 森林組合 / 林業普及協会 / 農山漁村 |
研究成果の概要 |
本研究では、日本の森林・林業関連産業に従事する女性について可視化するため、森林・林業関連産業に従事する女性の調査を行った。これらの産業に従事する女性は、国産材需要の低迷により、女性の仕事とされた造林作業の減少により、女性作業員の需要が減少したことから、ますます見えなくなった。 山村では人口減少とともに、高等教育や仕事を求めて、女性の流出が続く。山村の女性の移動の研究から、以前は女性の山村への移入は結婚のためであったが、現在では多くの若い女性が森林・林業関連産業に従事するために移動してきている。自然環境の下で働きたい女性たちが、林業大学校に入学するという、キャリアパスがみられるようになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
山村に住み、森林・林業に関連する産業に従事する女性についての研究成果はほとんどないことから、本研究により、その実態が一部明らかになったことが学術的に意義がある。特に、山村からの女性人口流出の経緯、要因が明らかになるとともに、山村における婚姻、就業、教育におけるジェンダーなど、見えなかったジェンダーが明らかになった。 一方、女性の就業の道筋も明らかになり、女性のキャリア・パスの研究の必要という学術的課題が明らかになるとともに、林業分野での女性のキャリア・パス確立に向けた政策の必要という社会的意義もみられた。
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