• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

お陰の高度化-超高齢情報社会に処する-

研究課題

研究課題/領域番号 16K13432
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 社会福祉学
研究機関富山大学

研究代表者

小松 裕子  富山大学, 芸術文化学部, 准教授 (30212468)

研究分担者 小松 研治  富山大学, 芸術文化学部, 名誉教授 (10186794)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2018-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2017年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
キーワードICT支援 / 高齢者 / 障害者 / ボランティア / 茶道 / ICT支援 / 社会福祉関係 / 福祉NPO
研究実績の概要

本研究では情報化が急速に進む中で、技術にうまく対応できない人々に対して、自己の努力や情報技術の進化に求めるのではなく、支援環境や支援者や被支援者相互の配慮、感謝の気持ち(お陰)をよりどころとする支援の在り方を探る。それらは支援環境に残された「痕跡」から抽出できるということを基点としている。そのヒントを茶道に求めることを研究の方針として定め活動している。
今年度は、調査の全体計画を見直し、調査すべきこと、調査相手の再検討を実施し、引き続き「ものに思いを込める」「その思いを受け止める」関係を支援に生かすヒントを茶道の茶会(藪ノ内流)実地を主に収集した文献の検証をすすめた。
また、前年度に収集した高齢者や障害者へのICT講座を通した支援の環境や会話、道具を整理し、前年度に指摘した支援テキストの重要性について、当初の最終年度(平成30年度)で完成させる計画と準備をはじめた。茶道に使われる道具や日本の伝統的な工芸についての調査も行った。当然ながら、茶道のもてなしや亭主と客の関係や道具との関係を直接ICT支援に置き換えて直接利用することは難しいものの、それらのポイントをテキストや講習計画に盛り込めるように整理した。これらの研究成果は中間報告として学会で発表した。
また、実際のICT支援の講習の中で試験的に盛り込み、ほかの講師や支援者と情報交換することで講習内容を洗練してきた。これらをデータベースやwebにてだれもが情報共有できる支援システムをつくることが目標ではあったが、年度途中で早期退職が決定し、本年で最終年度となり、次年度へその成果を継続させることができなくなった。ただし、これまでの研究成果は必要に応じてほかの研究者へ公開する準備ができている。代表者は今後はNPO法人で支援活動を継続し、本成果を実践的に活用する予定である。

報告書

(2件)
  • 2017 実績報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2017

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 痕跡学の芸術教育への可能性2017

    • 著者名/発表者名
      小松研治・小郷直言・小松裕子・林良平
    • 雑誌名

      富山大学芸術文化学部紀要

      巻: 11 ページ: 38-50

    • NAID

      120006358907

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 環境の積極性 ―木工機械室環境構築の実践を例に―2017

    • 著者名/発表者名
      小松研治
    • 雑誌名

      富山大学芸術文化学部紀要

      巻: 11 ページ: 110-117

    • NAID

      120006371004

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [学会発表] 一座建立型のICT支援をめざして2017

    • 著者名/発表者名
      小松 裕子
    • 学会等名
      日本福祉のまちづくり学会 第20回全国大会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書

URL: 

公開日: 2016-04-21   更新日: 2018-12-17  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi