研究課題/領域番号 |
16K13435
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
野村 恭代 大阪市立大学, 大学院生活科学研究科, 准教授 (10461188)
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研究協力者 |
岡田 妙
宮坂 勇
岡村 孝治
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 当事者専門職 / 地域精神保健福祉 / UFE / トレントモデル / ピア・スタッフ / 生活支援 / 新たな担い手 |
研究成果の概要 |
本研究では、イタリアのトレントにおける精神保健サービス、なかでも当事者としての経験を基盤とした専門職に着目し、精神科病院のないメンタルヘルスサービスをどのような方法により展開しているのかを明らかにすることにより、地域のなかで他の専門職と協働して当事者専門職が地域精神保健福祉を推進する取り組みを検証した。また、精神保健サービスを展開する際の人的資源に着目することにより、地域を基盤として展開される精神保健サービスの実態と仕組みについて明らかにし、日本での展開の可能性を検証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
当事者専門職の養成プログラムとして、①現行のピア・スタッフの活動内容の精査と課題、②専門家としての活動において想定される課題と求められる側面的支援、③経験を基盤とした専門職と他専門職の協働による地域精神保健福祉システムの構築、などを想定しながら研究を展開した。このことは、地域で活動する新たな精神保健福祉の専門家の可能性を開くとともに、他の障害当事者や家族の肯定的な見本を提示することが可能となるものと考える。また、地域における精神障害者の生活支援において、一つのモデルを構築し得るものでもある。
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