研究課題/領域番号 |
16K13448
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 日本体育大学 (2017-2018) 兵庫大学 (2016) |
研究代表者 |
中島 龍一 日本体育大学, 児童スポーツ教育学部, 准教授 (90553933)
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研究協力者 |
田中 愽一
杣山 貴要江
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 音楽療育 / 障害児 / リズム / 編曲 / ピアノ / 打楽器 / 障害(児)者福祉 / ICF |
研究成果の概要 |
本研究課題は『障害のある子ども達に参加・活動意欲を芽生えさせるための、音楽形態の構築』である。音楽療育を行なっている国内施設及びスウェーデンストックホルム近郊の施設で調査を行なった所、「リズム形態の重視」が最も効果的であることに結論付いた。 障害種別の枠を超えて一人ひとりの「個」を様々な角度から見つめ、その時の状態に合ったリズムを見極め、曲を選択して演奏したり共に歌ったりすることが参加・活動意欲に繋がり、自立支援に有効的であることが、実践調査から明らかになった。研究成果として、音楽療育現場で使用できる、様々なリズムで構成されている楽曲をピアノ等で演奏し易くした楽譜等を計11点出版・発売した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、福祉の分野に音楽を有効的に機能させようという考え方である。音楽の持つ感動や癒し等の機能を効果的に活用することにより、障害のある子ども達に活動・参加意欲を芽生えさせることができる。調査の結果、特に「リズム」に反応する子ども達が多くおり、打楽器を使用してリズム表現をすることで「楽しい・やってみたい・できた・嬉しい」と感じていた。 音楽を用いてその心を育てていく「音楽療育」の研究は、集団よりも子ども一人ひとりの「個」を見つめ、そこにリズムを主軸とした音楽を介入させていくことが有効である。障害のある子ども達の自立支援においてさらなる深化が必要だと考える。
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