研究課題/領域番号 |
16K13452
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 中部学院大学短期大学部 |
研究代表者 |
平松 喜代江 中部学院大学短期大学部, 幼児教育学科, 准教授 (00645442)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 面接調査 / 事例研究 / 大学進学 / 支援者 / 進学実現までの経過 / 希望喪失と支援 / インタビュー調査 / 進学プロセス / 子ども福祉 / 社会的養護 / 後期高等教育 |
研究成果の概要 |
児童養護施設退所者の大学等進学の希望率が低い理由を明らかにし、それらを可能にする支援の在り方を検討するために面接調査を実施した。面接協力者は大学等に進学した施設退所者とした。その結果、学習環境や人的環境の充実が求められ、また学習環境が保障されず進路希望を喪失した者や意欲が低下した者に対して支援者による適切な情報提供などにより目標を再構築させることが可能であると考えられた。また支援者は退所者の進路の目標となり、支援者の存在は進路決定に大きく影響することも分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、面接調査によって協力者の大学進学実現に至るまでの過程を時系列に整理できたことは、今後支援が始まる高等教育への修学支援新制度の対象者を支援するうえで支援方法検討の一端を担うことができると考える。また社会的養護をうけている者は、大学等進学のための経済面の支援だけではなく、進学希望をもつに至るまでの適切な時期の適切な支援が必要である。初等・中等教育の各時期から将来の見通しがもてる進路支援は教育と福祉がともに取り組む必要がある。
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