研究課題/領域番号 |
16K13456
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会心理学
|
研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
中村 真 宇都宮大学, 国際学部, 教授 (50231478)
|
研究分担者 |
米山 正文 宇都宮大学, 国際学部, 教授 (80323319)
清水 奈名子 宇都宮大学, 国際学部, 准教授 (40466678)
石川 隆行 宇都宮大学, 教育学部, 准教授 (50342093)
澤田 匡人 (沢田 匡人) 学習院女子大学, 国際文化交流学部, 准教授 (40383450)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 共感 / 反社会性 / いじめ / 紛争 / 異分野融合 / 教育モデル / 偏見 / 社会問題 / 異分野融合研究 |
研究成果の概要 |
共感の反社会的側面に光を当て、心理学、文学・文化論、国際関係論の知見と方法を融合することによって、個人から国家にわたる様々なレベルの人間行動において生じている敵対的行動の機序の一端を解明し、問題解決に資する教育モデルを提案することを目的として研究を計画した。当初の計画通り、小中学校におけるいじめ、アメリカ文学における人種差別、紛争における偏見や差別と、これらの背景にある共感性や諸感情の関係について検討し、学会報告、学術論文、書籍として発表した。さらに、これらの成果を開かれた研究会やセミナーとして公表するとともに、研究授業として大学の講義において活用した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
いじめに対応する能力として、共感が一定の役割を果たしていること、文学において、差別する側とされる側とで黒人コミュニティに対する描き方が異なり、両者を比較しながら読むことが重要であること、外国人差別が集団間紛争を促進する効果があり、移民や難民流入に対するヘイトスピーチや排外主義の顕在化などとも結びついていることなどを解明し、このような問題に対応するために、道徳的判断の種類を考慮した教育内容の提案を含む、教育モデルの提案を行い、学会報告、学術論文、書籍として発表した。さらに、研究成果を開かれた研究会やセミナーとして公表するとともに、研究授業として大学の講義において活用した。
|