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社会ダイナミクスにおけるステレオタイプの伝染過程に関する検討

研究課題

研究課題/領域番号 16K13461
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 社会心理学
研究機関高知工科大学

研究代表者

榊 美知子  高知工科大学, 総合研究所, 客員准教授 (50748671)

研究分担者 村山 航  高知工科大学, 総合研究所, 客員教授 (10748726)
小宮 あすか  広島大学, 総合科学研究科, 准教授 (50745982)
研究協力者 増田 直紀  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワードステレオタイプ / 伝染 / ネットワーク / 夫婦 / 偏見 / ソーシャルネットワーク
研究成果の概要

本研究では,ステレオタイプが,所属する社会や友人関係のネットワークを通して伝染し,社会の中拡大していく可能性を検討することを目的としていた。本年度は以下の2つの研究を行った。第一に,大学生を対象として,友人ネットワークを通してステレオタイプが時間と共に共有されていくかを検討した。伝染の普遍性を調べるため,昨年度同様,日本とイギリスの両国において検討を行った。第二に,友人関係を超えた他者の影響を検討するため,夫婦のステレオタイプの類似性に関する縦断調査を行った。これらのプロジェクトの結果,夫婦間においても,友人間においても,ステレオタイプが時間と共に類似度を増していくことが明らかとなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

世界各国で,ステレオタイプ(例.イスラム教徒はテロを起こしやすい」)に基づく差別が問題となり,社会における差別感情の蔓延と拡大が大きな問題になっている。こうした社会背景を踏まえると,差別感情や偏見がどのように社会で広がっていくのかに関する研究が急務と言える。しかし,これまでの社会心理学研究では,実験室内での他者の影響の検討に留まり,「現実の複雑な人間関係の中でステレオタイプや偏見が拡散するのか」に関しては十分に明らかになっていない。本研究はこうした先行研究の限界にアプローチするもので,学術的にも,社会的にもその意義は高いと考える。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018 2017

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 夫婦は偏見を共有するのか2018

    • 著者名/発表者名
      波多野文 榊美知子 小宮あすか 村山航
    • 学会等名
      日本心理学会大会82回大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 友人間における偏見の類似性2017

    • 著者名/発表者名
      波多野文・榊美知子・小宮あすか・増田直紀・村山航
    • 学会等名
      日本心理学会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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