研究課題/領域番号 |
16K13513
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
野坂 大喜 弘前大学, 保健学研究科, 講師 (80302040)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 教育学 / 言語技術 / 医学教育 / ノンテクニカルスキル / 医療安全 / 医療インシデント / 医療・福祉 |
研究成果の概要 |
「言語技術」とは情報解釈と伝達において,思考を論理的に組み立て伝達相手に対し理解しやすく表現する技術であるが,医療系学生教育に取り入れた報告はなく,その教育手法も確立していない。そこで本研究ではノンテクニカルスキル向上のための医療者向け言語技術教育プログラムの開発を行った。本研究において開発した医療技術者向け言語技術テキストを用いて言語技術教育プログラムを実施した。その結果,医療者向け言語技術教育プログラムによりノンテクニカルスキルは有意(p<0.05)に向上した。短期間の言語技術教育によりノンテクニカルスキルは大きく向上し,学生の自己評価にも大きな変化が認められ,その有用性が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
言語技術スキルをはじめとするノンテクニカルスキルは,医療従事者教育においてその必要性はクローズアップされているものの,義務教育や高等教育を通じて体系的な教育を受けた学生はいないことが低スキルの原因と考えられる。しかし短期間の言語技術教育によりノンテクニカルスキルは劇的に改善し,受講後の学生の自己評価意識の向上においても大きな効果が認められた。本プログラムは,医療安全管理スキルの向上にも寄与できると考えられ,今後さらなる発展が望まれる。
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