研究課題/領域番号 |
16K13514
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
新井 英靖 茨城大学, 教育学部, 准教授 (30332547)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 学習困難 / 質的分析 / 授業 / 若手教師 / 質的研究 / 教師の専門性 / ベテラン教師 / 特別支援教育 / 発達障害 / インクルーシブ教育 / 授業づくり / 教育学 / 教師教育 |
研究成果の概要 |
本研究は,発達障害児を含むクラスで授業を展開する教師の指導方略を質的に分析し,教師の専門性向上のプロセスを明らかにすることを目的とした。その結果、学習困難のある子どもが授業に参加し、他者と交流しながら学習を進めていくためには、特別支援教育で検討され、重要視されてきた「学習環境の構造化」やユニバーサルデザインの授業づくりの手法を超える指導技術ではなく、対話を促す学習支援の方法を駆使していることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの特別支援教育研究では、通常の学級に在籍する学習困難児に対する学習支援の方法をユニバーサルデザインの授業づくりとして進めてきたが、ベテラン教師やミドル・リーダーといった熟練した教師の指導技術を分析すると必ずしもそうした手法を用いているわけではなく、熟練した教師の指導技術では、対話を促進し、自然と学習に参加できるようになるように授業が展開されていることが明らかになった。こうした熟練教師の技術を若手教師に移譲していくために授業研究を推進していくことが必要である。
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