研究課題/領域番号 |
16K13515
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
佐藤 博志 筑波大学, 人間系, 准教授 (80323228)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 校長 / リーダーシップ / 校長のリーダーシップ / 学校経営 / 学校 / 成功した校長 / 中学校 / 小学校 / 理論研究 / 事例研究 / 教育学 / 成功 / 比較研究 |
研究成果の概要 |
本研究は、これまで日本で扱われてこなかった「成功した校長」を主題として、日本、オーストラリア、ニュージーランドを対象に、その力量と力量形成について明らかにすることを目的としている。本研究では、文献検討を通して、日本では「成功した校長」に関する研究が存在しないこと、海外では進展していることが明らかになった。この研究では国内外で事例研究を行った。その結果、「成功した校長」は、多様な経験を持ち、その中で自らの力量を身に着けてきた。地域ネットワーク、ビジョン、課題解決、人間関係力を持っていたことが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果、日本の「成功した校長」の特徴は外国のそれと共通性が高いことが明らかになった。日本の学校は外国に比べて裁量が少ない。しかし、裁量の有無に関わらず、学校における課題を解決するためには、教職員とビジョンを共有し、少しずつ物事を進展していくことが不可欠である。したがって、学校組織の運営の局面では、日本と外国の間で、「成功した校長」の共通性が存在すると言えよう。本研究の学術的意義は、研究成果を国際会議(2019年11月)で発表し、参加者が関心を示した点にある。本研究の社会的意義は、明らかになった知見が今後の校長の力量開発方策(研修プログラム開発など)の参考になり得る点である。
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