研究課題/領域番号 |
16K13520
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 上越教育大学 |
研究代表者 |
辻村 貴洋 上越教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (10546790)
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研究分担者 |
井本 佳宏 東北大学, 教育学研究科, 准教授 (10451501)
安藤 知子 上越教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (70303196)
辻野 けんま 大阪市立大学, 大学院文学研究科, 准教授 (80590364)
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研究協力者 |
末松 裕基
高橋 望
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 学校経営 / 教育学 |
研究成果の概要 |
我々は、いかに日本型の学校経営のリアリティへ迫れるかに挑戦した。その手法として、研究者と校長が毎月開催する「学校経営サロン」での長期的な対話を活用した。加えて、国際的な研究交流を行った。結果、学校と地域相互の協力関係を築くマネジメントが重要な役割を果たしていたことを、校長自身が語る学校経営のエピソードをもとに示すことができた。地域社会を経営資源と認識して活用することが、日本の校長が行ってきたリアルな学校経営である。 今後の課題として、日本独自の教職員の人事異動システムを前提とした詳細な検討が必要である。さらに、幅広い関係者との継続的かつ相互作用的な研究により、よりリアルな姿へ接近できるだろう。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
それぞれの文化や歴史・状況が異なる国や地域ごとに、必要とされるリーダーの姿は異なる。具体的な教育活動をいかにデザインするか、教職員をどのように育成するか、どのような組織を編成するかなどについては、国・地域をこえて議論することは難しい。しかし、リーダーとは、教育をより良い方向へと導く人であり、そのために求められる力量がリーダーシップだということは、世界共通で言えるだろう。このように考えるならば、本研究が進めてきた学校経営の日本的特質の海外への発信は、新たなリーダー像の提起であり、また、それぞれの国や地域の実態に立脚したリーダー像の模索が必要であるという議論を喚起するものである。
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