研究課題/領域番号 |
16K13525
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 大阪大学 (2018) 京都外国語大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
蓮 行 大阪大学, 人間科学研究科, 特任研究員 (10591555)
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研究分担者 |
松下 佳代 京都大学, 高等教育研究開発推進センター, 教授 (30222300)
田口 真奈 京都大学, 高等教育研究開発推進センター, 准教授 (50333274)
平田 オリザ 東京藝術大学, 学内共同利用施設等, 教授 (90327304)
斎藤 有吾 藍野大学, 医療保健学部, 助教 (50781423)
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研究協力者 |
安藤 花恵
芝木 邦也
川島 裕子
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 演劇 / 演劇的手法 / ロールプレイ / 演劇教育 / ドラマ教育 / 看護教育 / シラバス / 高等教育 / アクティブ・ラーニング / ワークショップ / 教育方法 / 授業設計 / 模擬 / 教育学 |
研究成果の概要 |
高等教育機関における教育への演劇的手法の活用に関して、特に看護分野での活用事例を分析し、プログラムの設計指針を構築することができた。さらに、事例分析の結果と作成した設計指針から、主に看護分野を対象としたロールプレイの手法を用いた教育プログラムである「模擬健康相談」を提案し、看護学部におけるモデル授業の実施と評価も行なった。その結果、プログラムの有用性の実感には課題が残ったものの、参加者が楽しんでプログラムに参加しており、また、看護師として患者に対応することの難しさを実感したことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
イギリスやアメリカといった海外の大学では、ロールプレイやインプロなどの演劇的手法がコミュニケーションを学ぶ手法として教育に導入されており、ドラマ教育の専門家養成課程が設置されている大学もある。日本でも近年、演劇的手法への注目が集まっているものの、どの程度普及しているのか、どのように活用されているのか、どんな課題があるのか、といったことが把握されてこなかった。本研究は、国立大学の看護分野における演劇的手法の活用という狭い範囲ではあるものの、これまで個別に展開してきたプログラムの事例分析と設計指針の構築に取り組んだ萌芽的研究であり、学術的にも社会的にも意義がある。
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