研究課題/領域番号 |
16K13529
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
小田 哲志 愛媛大学, 教育学部, 教授 (00756843)
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研究協力者 |
藤原 一弘
中尾 走
井上 和豊
今泉 太郎
茅田 宗俊
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | いじめ防止プログラム / いじめ対応アクションプラン / 人間関係向上プログラム / 人間関係向上プログラム教師用ハンドブック / いじめSTOPアカデミア / 道徳科 / ゲーム的手法によるいじめ防止プログラム / 事例研究 / いじめ対応アクションプラン(改訂版) / 道徳科・特別活動 / いじめ事例調査 / いじめ事例教材化 / 児童生徒葛藤場面 / 授業道徳での活用 |
研究成果の概要 |
本研究では、児童生徒が主体的、具体的にいじめ問題を話合い、解決策を考えることができるいじめ防止プログラムの開発に関して次の研究を行った。1)児童生徒が直面する学校生活等の人間関係等の中で起こる様々な葛藤場面集の作成。2)小集団で行うゲーム的手法を生かしたいじめ防止プログラムの開発。3)これらの普及及び、効果測定。 まず、人間関係における児童生徒の葛藤場面集(教材)「いじめ対応アクションプラン」を作成し教職員研修に活用した。葛藤場面からゲーム問題を作成し、ゲーム的手法を用いたいじめ防止プログラムである「人間関係向上プログラム」を作成し、県内の小中学校で活用した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発したいじめ防止プログラムは、既存の指導に比べ極めて実際的である。答えに正解を定めておらず、目的を正解を導出することではなく話し合う過程を重視することとしている点がポイントであり、道徳的判断力の育成にもつながる。また、本教材は短時間での活用が可能であり、時間確保しづらい学校現場に導入可能である。 本研修で作成したプログラムは、ゲーム的手法を導入したことで、児童生徒は興味を持って積極的に取り組む。また、新たな価値と出会い、他者への理解や自己の考えを深め、児童生徒の自己決定力、思考力、判断力、表現力を高める効果がある。また、教職員研修での活用により教師力向上につながる。
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