研究課題/領域番号 |
16K13530
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
田上 哲 九州大学, 人間環境学研究院, 教授 (50236717)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 自己否定 / 教師の自己改革 / 省察 / 自覚 / 人間形成 / 自己形成 / 例外的事例 / 苦手な子ども / 都合の悪い思考 / 都合の悪い表現 / 授業研究 / 事例研究 / 教師教育 / 自己改革 / 国際比較 |
研究成果の概要 |
本研究は、教師を完成されたものとはとらえず、常に未完成なものであり、自己をより良く変革していくものとしてとらえ、その変革を促す方法として「自己否定」的省察が重要であることを示したものである。具体的には、それぞれの教師にとって自己の「苦手な子ども」が、自己を否定的に自覚し、自覚的に分析する「自己否定」的省察につながるキーになる子どもであること日韓中3カ国の教師への調査を通して明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、「自己否定」的省察が教師の自己改革を促すものとして理論的にも実践的に重要なものであることを示した。 このことは教師教育における教師の教育者としての成長について示唆を与えるものであると同時に、人間の教育そのものにおいて、自己を否定的に自覚し、自覚的に分析する「自己否定」的省察が重要であることを明らかにし、機械的な教育、合目的的な教育ではなく、人間形成/自己形成としての教育の端緒を示したものである。
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