研究課題/領域番号 |
16K13540
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 福山市立大学 (2017-2018) 大阪総合保育大学 (2016) |
研究代表者 |
弘田 陽介 福山市立大学, 教育学部, 准教授 (60440963)
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研究分担者 |
奥井 菜穂子 (高橋 / 高橋 菜穂子) 大阪総合保育大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (90718298)
末次 有加 大阪総合保育大学, 公私立大学の部局等, 講師 (40784046)
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研究協力者 |
柳澤 弘樹
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 身体の協同性 / 幼児の相互作用 / 集団時の脳機能 / 幼児教育学・保育学 / 幼児の相互作用・集団活動 / 脳機能 / 協同性 / 身体 / 相互作用 / 幼児教育学 / 幼児教育 / 脳科学 / 生理学 |
研究成果の概要 |
本研究では、幼児の相互作用を集団の中で生まれる身体の協同性という視座から測定・分析・考察している。3年間の研究の中で研究代表者・分担者は国内外の文献から幼児教育・保育学、哲学、社会学における協同性の概念を精査した。特に幼児教育分野における身体論、自然ー文化論、脳神経学研究および社会学分野において、身体的な協同性の概念を抽出した。またこれらの文献研究に加えて、幼稚園の教育活動において、協同性を新しい学術的・実証的な視角から調査した。平成28年度の実験と平成29年度の追加実験において、幼児の前頭前野部の酸素飽和度を調べる調査をNIRSを用いて、集団と個別での活動を対比的に調査を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、幼児期の子どもの観察から、共にまなざしを重ね、動きを合わせることで身体の協同性は現れ出てくることを明らかにしている。実際の研究としては、1)経験の知の言語化および2)科学の知によるその実証化との二つの方向からになる。1)は、協同する身体という実践現場での経験がどのような状態なのかを哲学や心理学の言葉で解明し、それを日常的な言語に説き起こしていく。2)は、科学的な保育に関する知見を現場での実験的な研究によって実証するものである。こちらは、主に幼稚園での日課活動時の脳機能実験調査から、分析・考察を行い、集団において協同性が発現している状態の身体を実証的に示すものである。
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