研究課題/領域番号 |
16K13547
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
近藤 佐知彦 大阪大学, 国際教育交流センター, 教授 (70335397)
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研究分担者 |
西口 光一 大阪大学, 国際教育交流センター, 教授 (50263330)
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研究協力者 |
熊井 知美
熊谷 圭司
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ホームステイ / 留学生宿舎 / 留学生教育 / 語学教育 / 異文化理解 / 学習成果 / 一般住宅宿泊 / 教育効果 / 社会スキル / コンピテンシー |
研究成果の概要 |
留学生の宿舎には様々なオプションがあるが、中でも「教育効果」について期待が高いホームステイについて、本研究では成績を指標として効果検証を行った。素材としたのは初学者向け日本語サマープログラムである。結果として教育促進効果が顕著な成績の差として現れることはなかったが、異文化についてより深い理解を求める学生がホームステイを選択する傾向が確認された。また実際にホームステイを経てより深い日本文化や日本人の実生活への興味を深化させる傾向が示された。今後はホストファミリーの異文化促進を含めた複合的な視点が必要であると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
異文化イマージョン環境によって言語学習習得などが促進されるのではないか、と一般に期待されているホームステイであるが、先行研究では必ずしも習を統制できる環境とは言えないなかで、明確な「教科教育効果」特に「言語習得の伸び」ついては、個人差が大きく、明確なアドバンテージを見出すことは出来なかった。同時にその教育効果については、先行研究等が示唆するように、ホストファミリーを含めたゲスト・ホスト双方の異文化理解促進などについて今後の研究の焦点を広げる必要がある。
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