研究課題/領域番号 |
16K13562
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 愛知大学短期大学部 |
研究代表者 |
須川 妙子 愛知大学短期大学部, ライフデザイン総合学科, 教授 (40342125)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 女子教養 / 外国人居留地 / 西洋料理教室 / 非体系化 / 居留地 / 雑居地 / キリスト教教育 / 個人 / 中国人 / お稽古事 / 教養 / 西洋料理 / ジェンダーと教育 |
研究成果の概要 |
近代日本における女子の教養教育は、外国人居留地近辺における西洋料理教室にその嚆矢をみることができる。教育機関での体系化した学習とは異なり、学習者の興味関心の広がりに応じて、料理に関する周辺要素についても柔軟に教授する自由な教え方、学び方であった。その結果、学習者の視野は広がり、料理に限らず「西洋」文化の全体像を学び取ることができる結果となっていた。教養教育における自由度(柔軟性)の重要性が明確になった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本における教養主義は、大正期に確立されたとされてきたが、女子の教養に関しては、明治末期には存在した。また、その教育・学習のかたちは、男子教養教育が教育機関における体系化されたものであったものと異なり、個人教授の場で、体系化されない自由なものであった。このような教育方法、学びの場の提供は、今後の大学における教養教育方法の構築に応用できるものである。
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