研究課題/領域番号 |
16K13564
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
諫山 邦子 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (70167732)
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研究分担者 |
廣田 健 都留文科大学, 教養学部, 教授 (30374755)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | アイヌの生活文化 / 先住民族 / カリキュラム / 授業実践 / 大量消費社会 / 授業 / オルタナティブ / 系統的カリキュラム / アイヌ / 小学校 / 教材化 / カリキュラム開発 / 地域教材開発 / 少数民族文化の比較研究 / 小学生 |
研究成果の概要 |
アイヌ民族の生活文化を小学校の教育に組み込むために、系統的なカリキュラム指針とそれに沿った教材を組み合わせた授業カリキュラム案づくりに取り組んだ。まず、先進的な取り組みとしての台湾・アラスカ・カナダの先住民族に関する教育事情の調査を行い、先住民族の自然との共存と持続的な社会の発展に寄与する哲学を洗い出した。次に自然に対する見方、世界観に注目しながら、それに基づいた、わが国での系統的なカリキュラムと個別教材を組み合わせた授業カリキュラムの試案を策定した。その後、部分的な授業実践として、小学校での試行授業を行い、教育カリキュラムへの適用について討議を重ねた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アイヌ文化の諸外国・先住民族の世界観との比較を含む系統的なカリキュラム化の教育研究は、萌芽的な取り組みとなる。成果を学校教育に取り入れることにより、現代の大量消費社会の持つ弊害に対して、別の価値基準(オルタナティブ)導入することのできる視点の教材開発としての意義がもたらされる。 学校・家庭・地域が連携した教育支援活動を通して、地域コミュニティーを活性化(文部科学省)することへの貢献。アイヌ文化振興法への貢献。学校教育・社会教育として、持続可能な社会へと志向する主体を育てることができる意義がある。
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