研究課題/領域番号 |
16K13576
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
小川 佳万 広島大学, 教育学研究科, 教授 (90284223)
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研究協力者 |
小野寺 香
石森 広美
姜 姫銀
李 佳琦
石井 佳奈子
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | グローバル教育 / アジア型 / 国際理解教育 / 授業実践 / 授業開発 / 台湾 |
研究成果の概要 |
グローバル化に伴いアジアは、アメリカ、ヨーロッパに次ぐ世界の重要なネットワーク地域になりつつある。アジアは共通の言語を持たず、文化・歴史的背景も異なり独自性が高いが、それでも他地域とは異なる緩やかな共通性や連帯を見出すことが可能である。こうした点を考慮して授業内容(テーマ)の設定に当たっては、アジア諸国における「多様性」と「共通性」に着目して知識・情報になる内容を選定した。その結果、「建国神話」、「言語文化」、「価値観」、「人材育成」、「食糧問題」、「環境問題」という6つのテーマを導出し、テーマごと5回の授業を実施する全30回の授業コンテンツを完成することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
グローバル教育や国際理解教育の重要性は認識されているものの、その内容・方法は各学校及び各教員に委ねられており、またその実践は概ね断片的であり、系統性という点からカリキュラムの未整備状態にあると指摘されている。本研究はこの傾向に対処するため、つまり系統性のある授業実践を行うためにはどのようなコンテンツが相応しいかを考えようとするものである。仮に一回限りであるなら、例えば海外の姉妹校との交流を企画することも考えられる。ところが授業の系統性を考慮すれば、学習者に教えるべき個々の内容を具体的に、順を追って提供することが必要である。したがって本研究はグローバル教育授業の提案型研究として位置づけられる。
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