研究課題/領域番号 |
16K13585
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 秀明大学 |
研究代表者 |
寺前 洋生 秀明大学, 学校教師学部, 准教授 (90599028)
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研究分担者 |
片山 豪 高崎健康福祉大学, 人間発達学部, 教授 (60635754)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 客観的実験技能試験 / OSPE / 教員養成 / 理科実験 / 理科教員養成 |
研究成果の概要 |
教員養成おいて,授業スキルやカリキュラム開発だけではなく,中等理科教員志望学生や初等教員志望学生には理科実験のスキルの修得が求められている。公立学校教員採用選考試験においても,理科の実験・観察実技試験を課している自治体もあり,教員として身に付けておかなければならないものである。本研究では,教員養成段階の学生を対象にした客観的実験技能試験(OSPE)の開発を行った。特に,小・中学校では全学年で使用する顕微鏡に関する実験技能試験の評価に取り組み,試行試験から試験項目や評価法の妥当性を検証した。その結果,評価者による採点のばらつきが少ないことが明らかとなり,実験技能試験としての有用性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
教員を志望する学生が減少していると言われており,教員採用選考試験の倍率も下がっている自治体が多い。ベテラン層の教師も減りつつあり,地域や学校内で受け継がれてきた教員の実験技能も一定の水準を維持するのが難しい状況にある。初任者が一人で理科を指導しているという学校も存在し,教員養成段階で確実な力をつけることが望まれている。本研究では,教員養成段階で身に付けておくべき実験技能を評価し,各学生の状況を把握し,課題を見つけ,対応することが可能となる。こうした試験を実施することにより,理科教育の充実を図り,安全な理科実験を行い,次世代を担う子供たちに適切な指導ができる教員養成につなげることが可能となる。
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