研究課題/領域番号 |
16K13602
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
櫛山 桐加 宮崎大学, 語学教育センター, 准教授 (30587994)
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研究協力者 |
今西 智美
田邊 芳子
畠中 恭代
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 英語 / 特別支援 / 自閉症 / ディスレクシア / シンセティック・フォニックス / 学習障害 / 英文法困難 / URAWSS / 日本語と英語 / 言語理解 / 長期記憶 / 短期記憶 / 抽象語 / 文法障害 / 書字困難 / 英語学習 / 認知特性 / 音韻意識 / 特別支援教育 / 第二言語習得論 / 英語教育 / 教育心理学 / 認知心理学 |
研究成果の概要 |
2016年にシンポジウム「英語学習のつまずきを考える~困り感に寄り添う支援のあり方」を開催し、英語で特別支援の方法を小中学校の教員を対象に伝える機会を設けた。この参加者の中から公立中学校3校を選定し、通常学級、通級、特別支援学級で、シンセティック・フォニックスを用いて英語の文字と音の関連性を指導する取組を2017年4月に開始した。2019年3月には、対象生徒の一部に英語の読み書きの定着度と日本語の能力の関係の有無の検査を実施した。
このほか、英語の学習障害が疑われる中学生に対して、個別に認知・言語検査を実施し、学習支援を行ったところ、英検3級に合格した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
英語が伸び悩む学習者は決して少なくはなかったが、特別支援においては英語よりも国語や数学が優先され、「特別支援対象者には英語学習の支援まで手が回らない。支援方法も分からない」という風潮が強かった。実際には、ディスレクシアや自閉症などを持つ生徒の指導に取り組む教育者らが存在するため、その教育者らが実践する指導法を他の教育者に伝える機会を設ける必要性があった。様々な支援方法を収集し、それを公立中学校で実践する機会を作ったという点で、この研究は非常に社会的意義が高いものであったといえる。
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