研究課題/領域番号 |
16K13604
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 就実大学 |
研究代表者 |
津島 靖子 就実大学, 教育学部, 講師 (30710082)
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研究分担者 |
眞田 敏 広島文化学園大学, 学芸学部, 教授 (60098126)
岡 牧郎 岡山大学, 大学病院, 講師 (60432647)
荻野 竜也 中国学園大学, 公私立大学の部局等, 教授 (90335597)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ADHD / 幼児 / 抑制機能 / 発達 / アセスメント / 継続的支援 / アカデミックスキル / AD/HD / 発達過程 / 早期支援 / 特別支援教育 |
研究成果の概要 |
本研究では,注意欠如・多動症児に対する早期からの継続的支援や治療的介入への貢献を目指して幼児期からの抑制機能の発達を検討した。注意欠如・多動症児は反応抑制や注意持続に関する神経心理学的検査成績に低値を示し,就学前後の年齢帯において反応を調節するシステムの発達遅延が示唆された。また,就学後のアカデミックスキルの獲得が困難であった事例から複合した神経心理学的要素の問題が背景にあるものと推測された。注意欠如・多動症児の支援には就学前から継続的なアセスメント行うことの重要性が指摘された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,注意欠如・多動症児の抑制機能について就学前後の年齢帯における発達現象を定量的に示した実証的研究である。得られた成果は,注意欠如・多動症の背景メカニズムへの理解を促し,早期からの予後予測の視点にたった継続的支援体制の整備や治療的介入のための資料となるものと考えられる。
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