研究課題/領域番号 |
16K13610
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ナノ構造化学
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
牧浦 理恵 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (30457436)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ナノシート / 気液界面 / 配位高分子 / 電気伝導度 / X線構造解析 / センサー / センサ / X線回折 / 多孔性材料 / 放射光 / ナノ材料 / 二次元材料 / 表面 / 界面 / 金属錯体 / X線回折 / ナノ細孔 / 分子認識 / 電子状態 / 界面合成 |
研究成果の概要 |
本研究では、細孔への分子吸着により電子状態が段階的・可逆的に変化する多孔性ナノシートを開発する。ナノシート中のサイズの定まった細孔がガス・生体分子やイオンなどを認識し、逐次段階的に電子状態が変化する。そのため、電気伝導性やスピン物性を評価することにより、存在する分子の種類・量を精密に把握でき、高選択・高感度極薄センサデバイスとしての利用が期待される。 気液界面用いて作製した高配向金属錯体ナノシートの電気伝導度評価を行った結果、関連の金属錯体ナノシート(100nm以下)において最も高い電気伝導度を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、センサ材料として有望視されてきた配位高分子に関して、その電気的不活性な性質とナノシート化が困難であるという課題のために、応用展開に歯止めがかかってきた状況を打破するものである。本研究で対象とするナノシートは、高選択性・高感度な極薄センサ材料として理想的であるとともに、規則ナノ細孔を有するナノシートが必要とされる分離膜、生体膜研究の進展にも波及効果をもたらす。
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