研究課題/領域番号 |
16K13624
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ナノ材料化学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
笹原 亮 神戸大学, 理学研究科, 学術研究員 (40321905)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | リン酸カルシウム / チタン / インプラント / 酸化チタン / 表面・界面物性 / 複合材料・物性 / 生物・生体工学 / 走査プローブ顕微鏡 |
研究成果の概要 |
TiO2(110)単結晶基板を擬似体液に浸漬させ、リン酸カルシウム(CaP)の析出を精査した。超高真空中で作製したTiO2(110)-(1×1)表面には、CaPは析出しなかった。吸着リン酸イオンの(2×1)周期配列とCaHPO4結晶中のリン酸イオンの格子不整合が大きいためである。一方、大気中で加熱したTiO2(110)表面は非晶質であり、さらにO2中で加熱すると(1×1)構造になることを見出した。大気加熱表面ではCaPが生成したが、O2中で加熱した表面ではCaPの生成が抑制された。結果は、TiO2表面におけるCaPの析出が表面のナノ構造に依存し、加熱処理雰囲気で制御できることを示す。
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